10秒後に話が翼を広げて飛んでいく質問法

「もうこんな時聞か!」と思わせる話し方。
そのテクニックの1つが、相手に相手の得意なこと、好きなこと、自慢したいことをどんどん話してもらうことです。
稼げるチャットレディが質問すると、気がついたら相手が1時間もしゃべっていたなんてことがザラにあるほどなんですよ。

ところで、質問には話が展開する「よい質問」と、話がそこで終わってしまう「よくない質問」があることをご存知ですか?
私はそのことをチャットレディを長く経験することで学びました。
そのポイントは、「話が翼を広げて飛んでいく」質問をすることです。
「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、話がそこから発展していくような質問をするということです。

初対面の相手には、いきなりプライベートや勤め先の秘密に関わるようなことは聞かないようにしましょう。
前置きがなく突然、「好物は何ですか?」「座右の銘は?」「業績が伸びている要因は?」と聞かれると、質問された側はぴっくりしてしまいます。

お見合いの席で「ご趣味は?」の世界です。

多くの人が唐突な印象を受けます。
脈絡なく質問されたことで、口ごもってしまう人もいるかもしれません。

そこで、質問に答えてもらうためのとっておきの法則を紹介します。
質問の10秒後には、相手の話は翼を広げて飛び立つことでしょう。
それは、「私○○ですが、あなたは?」の法則です。

もちろん、私の命名です。
これは先に自分のことを話し、次に同じことを相手に質問すると、相手は話しやすくなるという法則です。
そうなる理由は、人間は自己開示してくれた人に親近感を覚えるからです。

さらに、相手が先に秘密を語ってくれているのだから、自分も語らなければ失礼かもしれないというバランス感覚が働くのです。
中学・高校時代のガールズトークがその典型です。
私が親友に、「私は○○君のことがいま大好き」そうなと告げると、親友は「えっ、そうなの?私は△△君が好きだなっ」なんて必ず白状してくれます。
そして2人は、好きな男子の話で数時間ノンストップの展開・・・

では、この法則がどんな場合に使えるのかと言えば、じつは万能なのです。
これほど応用範囲の広い法則はめずらしいです。

「私はOOですが、あなたは?」
「私」を「弊社」「当社」に、「あなた」を「御社」置き換えればビジネスでだって使えます。
合コン、婚活で使うならこんな感じです。
「私は香川県の出身ですが、〇〇さんはどちらの出身ですか?」
とこれがスタンダード。

ここからチャットレディとして使えるバリエーションを増やしていきます。
「私は雨が降る土曜の午後は無性にクラシック音楽が聴きたくなるのですが、○○さんは雨の日にどんな音楽を聴きたくなりますか?」
「私はお笑い芸人の中では、いま△△の相方の突っ込みが1番クールだと思うのですが、○○さんはお笑い芸人では誰が好きですか?」

また、ビジネスシーンなら、こんな質問の仕方になります。
「弊社では有給休暇の申請は、原則休みたい日の3日前までですが、御社では?」
「弊社は女性社員に活躍してもらうために、女性社員に向けたいくつかの制度を設けておりますが、御社では女性社員向けの制度はございますか?」

このように切り出されると、ついつい自分のことや自社の事情を話したくなります。
これぞ会話がとぎれない、しかもどんな相手にも使える質問の仕方です。

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