相手の短所を長所として捉えましょう
相手の美徳や長所を見つけることの意味と大切さはわかっても、相手の欠点や短所ばかりが目についてしまい、それをきっかけに相手に嫌悪感を覚えてしまう方と言うのは結構いらっしゃいます。
女性に特に多いと思いますし、私にだって苦手な人はいます。
でも、稼げるチャットレディは相手の短所を長所に変換する方法を心得ています。
そこで私から、、相手の欠点や短所ばかりを見てしまうタイプの貴女に2つの提案をしたいと思います。
1つは、「耐えられないほどの生理的な苦痛を味わうくらいなら、そのタイプの人とは距離を置きましょう」という提案です。
それが初対面の男性だっただとすれば、短時間でチャットを切り上げ、スイーツでも口にして「幸せ気分」を体内に入れて、気分を総入替えしてから、次の男性とチャットをするのがいいです。
もう1つの提案は、「短所を反対から見る」という提案です。
そうすると、短所が長所に見えることがあるのです。
私は人間の資質のうち、本人がもち合わせている長所と短所はセットになっており、そのほとんどがリバーシブルみたいな関係にあると考えています。
「マイナス」は裏返すと「プラス」に転換できるという発想を大切にしているということです。
昔話でもなんでも視点はいくつかあり、視点ごとに物事の結論は変わります。
童話の「ウサギとカメのお話」もそうですね。
ウサギの視点では、「油断していたら追い抜かされてしまうよ」。
一方、カメの視点では、「コツコツ努力すると報われるよ」。
このように、視点で見えてくるものが異なるのです。
以前紹介した「ちょいアホの法則」を使った「短所を長所に転換する方法」と同じ発想です。
世間では、ネガティブにとらえられる次のようなタイプの人でも、深く考えてみると、そこが長所かもしれないと思えてくることがあります。
これぞ「相手の短所を長所としてとらえる転換法」です。
- 神経質な人は細かいことに気がつく繊細な人。仕事に手抜きをしないだろう。
- 思慮深さに欠ける人はおおらかな性格の人。細かなことは気にしないが、大きな目標には全力で立ち向かうタイプ。
- 自信なさそうな人は謙虚で誠実な人柄。奥ゆかしい性格の人。
- リアクションの少ない人は沈着冷静な人。動揺しないので、仕事では頼れる人。
- 注意力が散漫な人は好奇心が旺盛で、いつも楽しいことを探している人。そのせいか新しい情報を早く入手してくるタイプ。
チャットレディのように接客業の人は、このような見方をすることに長けていなくてはなりません。
不特定多数に同時進行で接していかなくてはならないこともあるので、短所ばかりにとらわれていると、会話がスムーズに進みません。
これは、変換するトレーニングを日頃から行うとできるようになります。
だって以前の私のように、人の短所やマイナスばかりを見ていても、いまではできるようになっているのですから。
相手からの評価が的確でなくても、相手も同じようにあなたのことを勘違いして好意的に見ていてくれたら、会話は弾むというわけです。
これも臨機応変の対応能力。
さらには、他人と向かい合うときのおもしろさでもあります。
相手の欠点や短所ばかりを見てしまうタイプの人には、もう1つ、こんな見方があることも伝えておきましょう。
新人チャットレディ当時の私に決定的に欠けていたのが相手に対するリスペクトでした。
だから相手の「長所」をすべて「短所」に変換して見ていたのかもしれません。
あらら、これではまるで「欠点コレクター」ですね。
しかし、いろんな経験を重ねたことで、世の中の表と裏、人の表と裏を知りました。
これまで味わったことのない「最悪の自分」も知りました。
でも、そのときに「最高の自分」にも気づくことができたのです。
私を応援してくれた人、ありがたい言葉をかけてくれた人、アドバイスをくれた人などにふれる中で真心を見つけ出し、それに対して自分も真心で相手に表現することがどんなに幸せなことであるかを知りました。
それは、娼ぴたり、思ってもいない社交辞令を言ってみたり、相手を「よいしょ」したりすることではなく、素直に相手をリスペク卜することだと思います。
それができるようになったとき、自分自身までもリスペクトできるようになっていました。
つまり、自己否定感情が消えたのです。
同時に自分を大きく見せようとする感情も消えていました。
そのとき私は、すべての人がもっている「宝物」が見えたような気がしました。
他人の短所ばかり見てしまう人は、自己否定の感情が心の奥底で渦巻いているからかもしれません。
そんなあなたは、少しだけでもいいですから、「素」の自分を認めて自分をリスペクトしてあげてください。
そして、同じだけでいいですから、他人もリスペクトすることができれば、「欠点コレクター」を返上できるのではないでしょうか。