言い換えマジックで印象が変わります
同じ意味でも、少し言い換えるだけで言葉の印象は大きく変わります。
言葉の威力は、あなどれません。
稼げるチャットレディが身につけている「同じ意味でも、ほんの少し言い換えるだけでスマートに聞こえるような話し方」「気持ちが明るくなる言い換え」は、覚えておいて損はありませんし、すぐに実践で使えます。
例えば、お相手の男性が性的な話をしてきたときに、「止めてください」と言うのは、お客様に対する指示です。
実質的には敬語を使っているものの、「命令文」です。
チャットレディがお客様に命令してはいけません。
お客様である男性に恥ずかしい思いをさせてはいけません。
さりげなく伝え、納得していただくのがチャットレディのミッションです。
親密さをたたえた笑顔で、ときには身振り手振りを交えて伝えるのです。
私は最低限、「○○してください」でなく、「○○していただけますか?」と言い換えるよう、ルール化しています。
また、「長くお使いいただけますが、少々お値段が張ります」と言うよりも、「少々お値段は張りますが、長くお使いいただけます」と言った方が印象がよくなります。
これは、マイナスの要素を先に、プラスの要素をあとに言ったほうが、「あと」で語ったプラスの要素のほうが脳に残りやすいからです。
ビジネストークでもどんどん使ってください。
例えば、
「挑戦してみますが、難しそうです」よりも「難しそうですが、挑戦してみましょう!」
「上司にかけあってみますが、ハードルは高そうです」よりも 「ハードルは高いかもしれませんが、上司にかけあってみます」
このように言い換えるだけで、希望が見えてきますね。
こういうポジティブな言葉遣いのできる人はとても魅力的に見えます。
さらに言うと、「赤い服は持っていない」と言うよりも「ピンクとかオレンジの服を良く着ます」というように、「否定語は肯定語に、否定文は肯定文」に変えてしゃべると印象がよくなりますし、会話が繋がります。
これもビジネスやチャットの会話で使えますね。
それでは最後にもう一つ、例を挙げてお話ししましょう。
具合が悪いときや転んだときなど、「大丈夫ですか?」とまわりの人に問われると、ほとんどの人が「大丈夫です」と返してくれます。
出来る人は、それよりも「どうぞおつかまりください」と腕を差し出したり、「風邪でいらっゃいますか?」「お加減はいかがでしょうか?」「何かお手伝いいたしましょうか?」と、具体的に問いかけます。
自分から積極的に関わる努力や姿勢を見せるようにすると相手は話しやすくなります。
たとえば、お店の担当者から「少々お待ちください」と言われると、ひょっとしたら何分も、あるいは何十分も待たされるようなイメージがつきまといます。
そこで、少し表現を変えて「すぐにお持ちいたします」「すぐにご用意いたします」と答えれば、お客様は自分のためにアクションを起こしてくれたと感じてうれしく思いますし、待たされないであろうと感じて安心します。
これらの言葉の言い換えは、ほんのちょっとしたことですが、相手に与える印象がグンとスマートになります。
何かを選ぶとき、「私はこれでいい」と言う人が多いですが、「私はこれがいい」と言い換えたほうが主体的で気持ちいいですね。
相手に「話をしていて心地よい」と思わせるには、できるだけ否定的な言葉を使わないことです。
そうすると、全体にポジティブな印象を与えることができます。