最後に親しくなれる裏ワザ

ここでは、初対面の相手との別れ際に親しくなれるテクニックを紹介したいと思います。
ただし、少し変わっています。
これはチャット中にあるセールスマンから聞いた話なのですが、チャットレディが稼ぐためにとっても役に立つお話です。

彼は、営業に出向いた先の相手にこんなことを依頼するというのです。
「今日は、お会いできてとてもうれしかったです。じつは私は初対面では極度に緊張してしまうタイプで、今日もトンチンカンなことをお話ししたかもしれません。最後まで聞いてくださった○○さんだからこそお願いしたいのですが、こんな私に心に届く営業トークのアドバイスをしてください」

あるいは、
「本日の私の営業トークで、よくなかった点を1つだけご指摘ください」
そんなことを頼まれるケースはないので、ほとんどの相手は「なんだ、この人は?」と思うことでしょう。

でも、自分を信頼してくれているから率直な意見を聞きたいと願っているのだなと考え、好意的に受け取ってくれる人もいるというのです。
そして少数の人から本当にアドバイスをもらっているとのこと。
少数の人に強烈に好かれるタイプの彼は、こうして結果として強烈に好きになってくれる人を選んでいるのです。
彼に関心を覚えた人を「見込み客」として受け止め、そこから集中営業をかけるという戦略です。

これはチャットレディが自分に強い関心を示してくれる人を見つけるのに大変役に立ちます。
「相手の負担にならない、無料の小さなお願いをするのです。それをきっかけに最後に相手の本音を聞き出すことができ、親しくなって帰れるのです」と、彼はその秘訣を教えてくれました。

当然、最初は相手も教えてはくれません。
仮に言ってくれたとしても、オブラートに包み放題状態です。
それでも、
「私の直属の○○や他社の△△さんには『・・・』と言われました。私の母からは『・・・』と言われています。今日初めてお目にかかった○○さんは、どのようにお考えでしょうか?」
と愚直に質問すると、相手が親身になってアドバイスしてくれるというのです。

自身の問題を相手に投げかけ、しかも参加させるという「巻き込みテクニック」があったのかと、驚くと同時にぜひチャットにも活用したい方法ですね。

なぜ今回、少数派に好かれる事例を挙げたのかと言うと、「私はみんなに好かれるのは不可能だと考えているから、自分に興味をもってくれる人を探す」という作戦も1つの選択肢だからです。
こんなことを言いながらも、私だってみんなに好かれたい、よく思われたいという気持ちはあります。
当たり前です。

しかし、その邪心が私の「素」や「普段」を何か得体の知れないもので覆ってしまうような気もしています。
考えてみると、みんなに好かれる人とは平均的に「可もなく不可もなく」というラインではないでしょうか。
それは「どうでもいい印象」と受け取られているような気もするのです。

相手の印象に残らなかったり、目立っていなければ、がんばって「初対面力」を養う意味もなりませんし、チャットレディとして継続して稼げるようにはなれないでしょう。
誰からも好かれなくてもいいというのはあまのじゃく、せめて「嫌われるくらいに目立つ」という腹のくくり方ができると、堂々と「素」や「普段」を見せることができると思うのです。

その人に対する評価が偏れば偏るほど、好きと嫌いがまっぷたつに割れ、「好き」に振れている波長の合う顧客を見分けられるわけですから、それにともなう苦労は多いと思いますが、気に入ってくれる相手から強烈に好かれることは間違いありません。

「無口で口ベタなセールスマンが、その業界で全国一の売上成績を誇る」「○○さんは寡黙だけど、一日置かれる」という評判を聞くたびに、私は確信してしまいます。
これを「モテる」という言葉に置き換えても同じです。
そう、特定の人に強烈にモテるのです。

チャットした相手に強烈に好かれると、その後のアプローチも楽になりますから、大きく稼げるようになるんですね。
ここは1つ、嫌われることを恐れず、「素」を見せつつ好かれるように努力することがキモだと思いますが、いかがでしょうか。

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