興味や満足感をそれとなく伝える

チャットレディは会話中や会話後に、「私と話していて楽しいですか?」「今日は楽しく過ごせましたか?」といったことを尋ねます。
突然聞かれたお相手の男性は一瞬照れるかもしれませんが、チャットレディが自分に興味を抱いてくれていることに、内心うれしさを感じてくれるはずです。
親しみをこめて話しかければ、お相手の男性も恥ずかしがりながらもコメントをくださいます。
そこからまた別の話に発展することもありますし、次にも繋がりますので、稼げるチャットレディになるために、出来るようになっておくといいですよ。

「本当は○○ちゃんと話したかったけど、予約が埋まってたから君にしたら、君の方が○○ちゃんより話してて楽しいな」など、先ほどまであまり会話が弾まなかった方が堰を切ったようにお話をしてくれることもあります。
人は表に出さない部分のほうが多く、隠れた部分をいかに引っ張り出してくるかが人間関係のカギだと思っています。
特に、日本人は謙虚な方が多いので、気持ちを押しこめている方は多いのです。

感想を聞くことは、感想を聞き出したいという理由だけではなく、「私はあなたに興味がありますよ!」と、間接的に伝えることでもあるのです。
このように最後に、「今日の私(サービス) は、何点でしたか?」とあえて問うようなアプローチをしたり、「私はあなたのことを大切に思いました」と素直に述べたりすることで、相手の心に刻まれる印象が異なるのです。
大げさに言えば、「感動の余韻」を共有できるのです。

相手の感想がどんなものであったとしても、私は「掘り起こしに成功した」とガッツポーズをとるべきだと思っています。

チャットの最後では、自分の率直な感想も伝えます。
「本日は○○さんとお話しでき、多くの発見がありました。たとえば△△については、初めて聞くことだったので、心に深く残りました。また、□□については、私もぜひ試してみようと思いました。何億といる人の中で、今日の出会いは奇跡だと思います。その奇跡を必然にしてくださった○○さんに感謝、感激です」と、別れ際にあいさつをするのです。
相手にとっては、「また会いたい」と思わせる大きな要因にこの別れ際の印象のよさがなります。
なぜなら、それまでの時間で得た満足感は最後にならないと表現できないからです。

最後に満足した表情をしていれば、相手は「ああ、お互いに充実した時聞を共有した」と感じてくれます。
それまでの集大成が別れ際です。
相手が後ろ髪を引かれるような、私の後ろ髪を引っ張られるような演出が重要です。

最後に提示されたものが印象深く記憶に残ることは、心理学用語で「親近効果」と言います。
ドラマの出演者のテロップも、最初と最後は大御所ですね。
そこが最も目立つ場所なのです。
これと同じで、最後に印象深い言葉を残し、感謝の意を示して去ると、相手の心に強い印象が残ります。

チャットの中では、お別れの際にお相手の男性に御礼だけではなく、「ぜひあの△△、チェックしてみてくださいね」と、前の会話をそのままお伝えするようにしてみましょう。
そうすると、「肩の力が抜けた話しやすいチャットレディ」と認知してくださいます。
マニュアル応対する人ではなく、自分の言葉で話してくれているという印象はサービスに慣れ切った人にはひと味違う何かを印象づけるのだと思います。
ここでも、「非日常」でありながら、「普段」を感じさせるのがコツです。

また、会話の最後に、「ここで、本日の決定事項をまとめておきます」と述べて、決定事項を参加者にわかるように説明できる人は、「ぬかりのない人」という印象を与えます。
特にビジネスシーンでは、その場で「信頼できる人ランキング」の上位に入ります。
当日の話で決まったことや問題点、ときには宿題などを復唱できるということは、話の流れがすべてメモされ、しかも整理されていることの証です。
ですから、リアルタイムで整理できる人に出会うと、それだけで能力が高い人だと感じますよね。
長々と話している内容を短い言葉で表現したり、「それは・・・と同じだよね」などと比喩を用いたりしながら復唱してくれるのですから。

そういう人がいると、忘れていたことを再確認できるので、本当に助かります。
そうなるると、なくてはならない存在として認知されます。
かく言う私も、チャットの終わりにはひと工夫しています。
まず、その日会話したことのポイントをまとめます。
この場合、「今日は○○と△△の話はすごく楽しかった。あと、□□の話はすごく為になったよ。ありがとう。」なんていう感じでです。

どんなにしっかり聞いていた人でも、改めてまとめてあげることで理解度が深まります。
そう言えば、かつて合コンが終わりかけたとき、私の話をきれいに整理してくれた男性がいました。
「今日、○○さんが言ったことで、とても記憶に残ったのが、まず△△の失敗談。次に怖い先輩のエピソード。最後に有名人のちょっと言えない話・・・。今度また聞かせてくれないかな、できれば2人っきりで」
私の話をきちんと聞いていてくれたとは「おぬし、なかなかできるな」と少しうれしくなりました。
でも、お互いのスケジュールが合わず、会うことはありませんでしたが・・・。

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