マイナンバー制とチャットレディ

チャットレディをされている方の中には、本業だけでは収入が足りず、副業としてやっているという方も多いと思います。
そんな副業チャットレディの方の最近の関心事の1つは、マイナンバー制度ではないでしょうか。
TVのニュースなどで、「マイナンバー制度の導入で、副業としてキャバクラや風俗で働いていることがバレてしまう」という情報を見て、チャットレディも副業がバレてしまうのではないかと不安に感じていらっしゃるのでしょう。
では、実際のところマイナンバー制度がスタートするとチャットレディを副業としてやっていることは、ばれてしまうのでしょうか。

マイナンバー制度の導入目的の1つは、税の公平な徴収にあります。
平たく言うと、「税金を誤魔化すことはもうできませんよ」っていうこと。
マイナンバー制度によって、国民1人1人の収入を完全に把握し、稼いだ分はしっかり税金を払ってもらうというのが国の狙いの1つなんですね。

これまでも、チャットレディで稼いだお金はたとえ副業であっても、年間20万円以上の稼ぎがあれば確定申告をして税金を払う必要がありました。
しかし、住民税は副業の分も本業の方の会社が納めることになるので、税金が通常より高くなり、副業がばれてしまう要因となります。
そこで副業を禁止している会社にお勤めの方は、20万円以上稼いでいても確定申告をしていないケースがありますし、ばれなければそれで済んでいたという実情があります。

しかし、マイナンバー制度が導入されると、これが出来なくなる、もう誤魔化せなくなってしまいます。
会社からマイナンバー12345678番に○○円の給料を払いました、チャットサイトからマイナンバー12345678番に△△円の出演料を払いました、という情報が国に入り、簡単に1人1人の収入の合計が把握できてしまうからですね。

では、税金はちゃんと払うとして、会社にばれない方法はあるのでしょうか。
1つの方法としては、住民税を自分で払うという方法があります。
役所に申請が必要にはなりますが、上手くいけば会社に副業がばれずに済むかもしれません。

ただ、原則として住民税は会社が払うことになっていますので、役所によっては難色を示すことも十分あり得ますから、なぜ住民税を自分で払うのかという説明が出来るようにしておきましょうね。
もう1つは、会社に副業の許可を得ることです。
生活上やむを得ないという理由を会社の総務あたりにしっかりお話して、副業の許可を得られるように頑張りましょう。
その際のポイントは、本業の仕事に影響が出ないということを、ただ「頑張る」ということではなく、論理的に説明できるようにするということです。

副業でチャットレディをやられている方には厳しい事態が待ち受けているかもしれませんが、事前に対策を考えておくと、意外にあっさり解決することもあるので、今から準備をしておきましょうね。

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