聞くポーズは口ほどにモノを言う

チャットレディをしていると、父親ほど歳の離れた方とお話しする機会もあるのですが、何をお話すればいいのか、わからなくなることもありますね。
自分の好きな音楽やテレビ番組、ジャニーズの話も趣味の話も、全く共通項が見出せそうな気がしてきません。
画面を通して向かい合う中、居心地の悪い「乾いた沈黙タイム」をどのように打破すれば良いのか、ずっと模索していました。
で、あるとき私は思いました「聞いてみよう」と。

そして発見したんです。
チャット相手の男性が喜んでお話をして下さるかどうかは「聞くポーズ」にかかっているということを。

前回「上手な聞き方」でお話ししたメモを取るという態度が「私は真剣に聞きます」「あなたの話を聞き逃しません」という態度を示すポーズであるのと同じです。
こういうポーズでライブチャットに臨むと、互いに話に集中しやすくなり、「特別な私たち」という感覚から親近感が芽生えます。

例えば質問を投げかけた後に、耳に手を当てるポーズをとると、親しみがわいたのか、その後関係のない話にまでどんどん発展し、1分、30分、180分にまで至りました。
初対面でも、いや初対面でこそ聞く姿勢が大切です。
あなたなりの真剣に聞くポーズを見つけて実践してみてください。

ちなみに、CAさんの場合はお客様の苦言を聞く際には必ず通路にしゃがみ、そのお客様との目線を合わせるそうですが、これは「斜め45度のオヤジ殺しの角度」 とも呼ばれているそうです。
お子様とお話をする際にも、目線を合わせるように体の高さを調節すると、ていねいさや優しさ、信頼感が伝わって、やさしい「お姉さん」といった印象をお子様に与えるということです。

チャットレディであれば、Webカメラに目線をしっかり向けることは基本ですが、あえて正座をしてみるといったポーズをとるのも良いんじゃないかと思います。
特に年配の方には礼儀正しさというのは結構いいアピールになります。

もちろん、年配の方に限らず、同年代の方や年下の方でも話が合わないなー、何を話せばいいのかなーって悩んでしまったときは、相手に質問を投げかけて、しっかり聞くポーズを取って相手のお話を聞きましょう。
きっとお客様はあなたの真摯な態度を見て、しっかり回答しようと思っていろんな話をしてくれると思いますので、そこから広げられそうな話題を拾い上げて会話を楽しめるように持っていきましょう。
きっとあなたもお相手の男性も満足できるチャットタイムになりますよ。

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