上手な聞き方
「打てば響く会話」が成り立つには、「話す」(打つ) と「聞く」(響く)がうまくかみ合わなければいけません。
「話す」をカギにたとえるなら、「聞く」はカギ穴のようなもの。
カギとカギ穴が一致しなければ開錠しません。
今回はチャットレディが初対面の男性とお話しするときに、どうやってカギとカギ穴を一致させるのか、お話しします。
聞き方がうまければ、「会話」という名の扉が聞き、ずずっと奥の居間まで上がって座り込んで長話・・・・ 。
お茶やお菓子まで出してもらって、失敗談や武勇伝に花が咲いたり、一緒に大笑いしたり・・・。
気がつけば、あらら、もうこんな時間。なんてことになります。
とは言うものの、「話すことは好きだけど、聞くのは苦手」という人は少なくありません。
相手の話が退屈だと苦痛を感じてしまうチャットレディもきっといるでしょう。
でも、話が弾むのは、ひとえに聞く側の姿勢次第です。
ですから、会話を続かせようと思うなら、まずきちんと相手の話を聞くことから始めてみましょう。
チャットレディのお仕事は、接客と同時に次への営業です。
そのときだけそつなくこなせば「合格」なのではなく、心からおもてなしをしていることを感じていただき、共感し合って、また話したいと思って頂くことが必要です。
そういった意味からも、チャットレディはプロの「聞き手」であればあるほど、稼げると思います。
メモをきちんととるようにするのも、聞き方としては良いかもしれませんね。
じつはこのメモをとる姿勢だけでも、男性は「私の話を真剣に聞いてくれている」と感じてくれるのです。
何書いてるのって聞かれたら、「次に会うときにどんな会話をしたか忘れないようにしてるの」とでも答えれば、相手には好印象ですし、自然とまた会いたいということもアピールできるので一石二鳥です。
聞く際には、「真剣に誠実に聞いています」という姿勢を示すことがとても大切なのです。
それは相手へのリスペクトを見える形、つまり身体で表わすことだからです。
「ノンパーパル(非言語) コミュニケーション」とは、まさにこのことです。
ノンパーパルコミュニケーションというのは、心理学者のアルバート・メラビアン博士が、話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるか測定した結果、話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということがわかったされたことから広まった概念です。
このノンパーパルコミュニケーション=聞き方については、次回以降さらに掘り下げていこうと思います。